契約書のチェックを依頼するメリット

弁護士に契約書のチェックを依頼した場合、まず、

  1. ⑴契約で合意した内容が法令に反しておらず、有効なものであるかどうか、
  2. ⑵契約相手の義務違反に対し、債権者が強制的に権利を実現することができるかどうか、
等をチェックします。また、当事者と面談を行いながら、
  1. ⑶契約書の文言が、契約の実態を正しく反映しているか、
  2. ⑷契約当事者の予測に反して解釈される余地がないか、
などをチェックしていきます。

一般的には、法令用語に精通している弁護士に依頼することで、契約書の表現が一義的でわかりやすく、誤解の生じにくい内容になるといえます。

自社に有利な条件を定めることができる

さらに、弁護士に依頼することで、法律の範囲内で、最大限依頼者に有利な条件を契約条項として定めることも可能となります。

弁護士に依頼せず、契約書の「ひな形」を利用される方も多いと思います。しかし、自社の意向を忠実に反映させるために「ひな形」を修正するにしても、法律を無視して一方的に有利な条件を設定することは許されません。

できる限り有利な定めをおいておくことはもちろん大切ですが、規制に違反しては何の意味もありません。弁護士にご依頼いただくことで、個々の事案の即して、最大限依頼者に有利な契約案を提示することが可能となります。

トラブルに備えることができる

契約は、当事者間でトラブルが発生した時にこそ大きな意味を持つものです。

そのため、発生する可能性がある様々な法律上のトラブルを検討したうえで、できる限り漏れがないように、トラブル発生時の解決指針を契約書に示しておく必要があります。

どのようなトラブルに、どの程度の定めを設けておくかは、個々の事案(契約の種類や内容、相手方との従前の関係性等)にもよりますので、重要な取引ほど弁護士にご相談いただくことをお勧めいたします。

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