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2020年03月09日
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響が、令和初となる確定申告にまで及んでしまいました。
国税庁は2月27日、感染拡大予防の観点から、所得税の申告期限を本来の3月16日(月)から1ヶ月延長し、4月16日(木)までとすることを決定しました。納付期限も同様に4月16日まで延長されています。
毎年ちょうどこの時期に相談や申告のため税務署や特設の申告会場に多くの納税者が訪れることを懸念し、この分散を図るべく、異例とも言える延長を決めた模様です。
申告所得税のみではなく、同様に本来3月16日が申告・納税期限であった贈与税、3月31日(火)が申告・納税期限であった個人事業者の消費税も合わせて4月16日まで期限延長となりました。
なお、申告所得税および消費税の納付につき振替納税(銀行口座からの自動引落し)を設定されている方の振替日につきましても、当初予定されていた4月21日(火)から「延長することとしております」と発表されておりますが、現時点で変更後の振替日は公表されておりません。この点はこの先、国税庁のホームページ等でご確認ください。
現在政府からも、ウイルス感染予防のため、人混みや混雑する場所を避けるよう呼びかけられていますが、この期限延長の通知の中でも、税務署や申告会場に出向かずに、確定申告を自宅のPCやスマートフォンで行うことが改めて紹介されています。
マイナンバーカードとICカードリーダライタをお持ちであれば、自宅のPCから国税電子申告システム(e-Tax)を通じて申告ができます。お持ちでない方も、税務署で身分証明書を提示の上、e-Tax用のIDとパスワードを発行してもらうことにより、PCやスマートフォンでの申告が可能となります。
昨年より利用可能となりましたスマホ申告ですが、昨年3月の申告では医療費控除やふるさと納税等にかかる寄附金控除など限定されたケースでの利用とされておりましたが、今年の申告より給与所得者以外にも、年金所得者や副収入のある方なども申告が可能となり、また、所得控除についても全て対応できるようになりました。感染予防のための一手段としてご利用をご検討いただければと思います。
今回の申告期限延長の決定に先立ち、国税庁は1月に「令和元年分の確定申告においてご留意いただきたい事項」を公表しました。内容は上述のスマホ申告の案内が中心となっているのですが、その中で、確定申告において誤りの多い事項をいくつか紹介しています。確かに勘違いし易いと思われる事項が挙がっておりましたので、ここで2つだけ取り上げたいと思います。
住宅ローンを組んで自宅を購入する場合、年末のローン残高の一定割合につき税額控除を受けることができる仕組みがいわゆる「住宅ローン控除」です。
ただし、新居に住み始めた年またはその前後2年の間(計5年間)に、自宅を売却した際に生じる譲渡所得から3,000万円を控除できるいわゆる「マイホーム特例」を適用した場合には、その新居につき住宅ローン控除の適用を受けることができません。
ご自宅の売却と住宅ローンを組んだ上での新居の購入のタイミングが近い場合、このような状況が生じます。実務上はどちらを適用する方がより有利かシミュレーションを行い選択することになります。
ふるさと納税の仕組みは、所得税の確定申告で寄附金控除を適用し、その後住民税で税額控除が適用されるという手続きを原則としていますが、確定申告を行う必要ない給与所得者などで寄付先が少ない方の中には、ワンストップ特例制度を利用されている方が増えているかと思います。
ワンストップ特例制度は、ふるさと納税を行った先の自治体に申請することにより、確定申告をすることなく、限度額内の2,000円を除く寄付額を全て住民税の税額控除を通じて「還付」を受けるという仕組みです。
ご留意いただきたいことは、ワンストップ特例制度を申し込まれている方が、医療費控除や譲渡所得の申告など別件で確定申告を行う必要がある場合、原則どおり全てのふるさと納税による寄付額を寄附金控除として確定申告書に記載する必要があるということです。ワンストップ特例制度を申請しながら寄付先の自治体が5つを超えることになった場合も同様です。
ところで、今年の確定申告から変更された事項として、給与所得者や年金所得者が申告書を提出する場合に添付が求められていた源泉徴収票の添付が、国税関係手続の簡素化の一環として不要となったという点もあります。同様に配当の支払通知書や特定口座の年間取引報告書などの添付も不要となっています。生命保険控除や地震保険控除にかかる証明書や寄付額証明書は引き続き添付(ないし提示)が求められておりますのでご留意ください。
次のようなご心配事がある場合は、名古屋総合リーガルグループがお役に立てますので、ぜひお電話ください。
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弁護士法人名古屋総合法律事務所および税理士法人名古屋総合パートナーズはともに経営革新等支援機関に認定されています。
名古屋総合リーガルグループでは、中小・中堅企業の実情も十分考慮した上で、企業が抱える労務問題、取引先や顧客からのクレーム・トラブル、著作権侵害などのリスクから会社を守る方法を提案しています。
残業代やセクハラ、解雇やうつ病などの労務問題に頭を抱えていらっしゃる経営者様も多いと思います。
多くの問題は、法律の知識をもって対策をしておくことで未然に予防することができます。
顧問契約等の制度を利用していただければ、わざわざ来所していただかなくても電話やメールで気軽に相談していただくことができます。
ぜひ下記からお気軽にご連絡下さい。
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みなさんこんにちは。ずいぶん暖かくなってきてもうすぐ桜も咲きそうな気配ですね。浮き足立ってきて出かけたくなりますが、コロナで不要不急の外出は自粛気味ですね。
昨年末や、お正月は、まさかこんな事になるとは思いませんでした。それからどんどんと潮目が変わってきていて、不安な気持ちになりますね。
「みんなが暮らしの中で楽しみにしている事って、人が集うような事なんだなぁ」と思いました。集まれなくなると、途端につまらなくなるんですね。
家で閉じこもっていると、聴く音楽もなくなってきて、アプリでラジオをよく聴きます。
特に、お笑い芸人の「空気階段」さんのラジオは面白くて、1人でも大笑いしてしまいます。笑うと免疫力が上がると言いますから、とてもオススメです。
他にはyoutubeで、封鎖された武漢のマンションの中でも、工夫を凝らして毎日美味しいご飯を作っている涛さん家族のチャンネルをみました。夫婦でおしゃべりしながら中華鍋を振るお嫁さんがとてもチャーミングで明るくて、楽しそうです。
苦境の中にあっても、その家族は笑顔やユーモアを忘れずに過ごしていて、こちらも朗らかな気持ちにさせてくれます。苦しい時に団結できる、こんな家族って最高だなあと思いました。
コロナが収束する日が早く訪れて欲しいですね。
皆様も無理せず、どうぞご自愛くださいませ。